死ぬ時は誰でもミニマリストになれる

ミニマリスト志望のアラフォー女ふら子です!
ブログにお越しいただきありがとうございます。

祖母の他界をきっかけに考えたこと

 

今日はちょっと悲しいお話です。

先日、私の90代の祖母が他界しました。
ここ4〜5年ほどは高齢者施設に入居していて、以前からの大腸ガンが原因で亡くなりました。

もう年齢も年齢なので、いつかさよならする事は考えていました。

病院から「ここ1〜2習慣が山です。」
「いつ呼吸が止まってもおかしくない状態です」と連絡があり、心の準備はできていました。

最後に心拍数が低下している、と電話があり、かけつけると祖母の呼吸は止まっていました。

1週間前に訪れた時は、人工呼吸器をつけてとても苦しそうに呼吸をしている姿を見て、とても心苦しく思いました。
亡くなった姿は寝ているようで、「ばあちゃん、苦しかったね。長い事頑張ったね。」と冷たくなった頬を撫でました。

死ぬ時はみんなミニマリストになれる

 

その後、私が発した言葉は、

「ばあちゃん、究極のミニマリストやん…。」

私がつぶやくと、妹が「え?」とツッコんできました。

私が近いとわかっていても、親族の死に目は辛い。
目に涙を溜めつつも、うちの姉は何を言ってるんだとちょっと困っています。

私が、モノの手放しをしている最中だったからかもしれませんが、病室を見渡して、ほぼばあちゃんのモノがないことに気づきました。
もちろん、高齢者施設にもばあちゃんの私物が残っているかもしれないし、母が着替えを持って帰っているのかもしれないけれど、生活するために必要なモノ以外ない状態。

そして、天国に旅立つ時は何一つ持っていけない。

生前、夫(じいちゃん)を亡くしてから急に孤独感に陥ったのか、モノが増え出したばあちゃん。
体の自由が利かなくなったり、体力が衰えてきたこともあったのでしょうが、捨てるということがしにくく、家にはモノを溜め込みがちでした。

そんなおばあちゃんも、全て手放して旅立ってしまった。
天国でじいちゃんに会えているかなぁ。
モノをいっぱいもっていけないけど、その分天国の家族に会えるなら喜んでいそうだなぁ。

 

この世のモノは全てレンタルと考えよう

何の本だったか忘れましたが、この世で生きている間は、全て借りているもので最後は返さないといけないという話を思い出しました。

身体すら借り物なので、いかに執着しようとも最後は返さないといけない。
たしかに、火葬されてお骨になったばあちゃんを見て、そう強く感じました。

そう考えると、モノに執着することがとてもバカらしくなってきました。

・人よりいいモノが欲しい!
・あのブランドのカバンが欲しい!
・ちょっとでも多く持っている方がいい!

本当にそうなのかな?と振り返るいい機会になりました。

見栄のためにもつモノ、人と比べて持つモノは不要とよく言われますが、ホントそうだなと再確認しました。
いつか全て返却する…そう思うと、「絶対コレが欲しい!」といった執着は薄れてくるように思いました。

持つなら自分基準でしっかり選ぶ

すべてレンタルと思うと、執着がなくなる反面、持つモノ何でもいいのか?ということでもないと思いました。

返す時=「死」がくるのであれば、生きている「今」をしっかり生きることが大切なのかなと思います。

それであれば、「今」自分が生きるために必要なものは何か自分基準で選ぶことが必要で、あれもこれもと適当に家に入ってきたモノを選別せず使うのは、「今」を真剣に生きていないことになるのではと感じました。

例えば、人からプレゼントされたけど気に入っていない食器や、送り付けられたDMの山、ノベルティでもらったポーチやメモ帳など。
以前の我が家にあったモノたち)

それらは「今」を生きる私には不要、と判断し手放す。

そして必要なモノで生きる。

「いつかいるかも?」と未来の不安のためにモノを持たない、「昔買ったけど、もったいないから。」と過去の遺産を今の自分に背負わせない。

今を大切にするからこそ気に入ったモノを使うという意識で生きていこうと思いました。

 

余談

 

94歳のばあちゃんは、戦争体験者です。

子供の頃に空襲に遭い、疎開したり、食べ物のない中なんとか生きながらえた話をいつもしてくれました。

防空壕に入った話、目の前で逃げ遅れた人が焼夷弾に倒れた話、芋のツルを食べた話や、敵国の兵隊が来た時に戦うため女学生はなぎなたを習わされた話…など。

特に、防空壕への入り方で、両手の指で目と耳を塞いで口を開けておかないと、目玉が風圧で飛び出るからね!という話は子供ながらに怖すぎて、いまでも覚えています。

空襲警報が鳴ったら、家の明かりを消してじっとしていた…
食べ物がなくて、馬を外に出しておき、爆撃で散った肉を近所の人でわけた…
本当にモノがなくて、女性の生理の時は大変だった…

「今はモノが溢れて恵まれた世の中やで!」
そう子供の頃に何回も聞かされて、「はいはい」と返事していましたが本当にそう思います。

 

もうすぐ終戦記念日ですが、戦争の話を語ってくれる人がどんどん世代的に亡くなっていると思うと、私たち世代ができる事は伝える事なのかな、など考えています。

 

ランキング参加しています!
励みになりますので、ポチっとお願いしますヾ(o´ェ`o)ノ

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ ミニマリスト志望へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA