【書評】『「キミ」は怒る以外の方法を知らないだけなんだ』を読み、イラつく後輩に優しくできそうな話。

お金のかかりにくい趣味の一つに、読書があります。
最近は図書館で借りたり、Kindle Unlimitedを活用して本を読む時間が増えました。

おすすめでたまたま出てきたこちらの本。

↓キミは「怒る」以外の方法を知らないだけなんだ」

かわいい犬のイラストで癒されそう。

「怒る人ね〜いるよね〜」とか思いながら読み進めていると、めちゃめちゃ自分のことでした。

職場でイライラさせてくる(自分が勝手にイライラしてただけ…笑)後輩がおり、私は頻繁に仕事中怒っていました。
本人に面と向かって言うこともあるけど、もう言っても直らなかったりするので、最近は諦めていました。
そうはいって、毎日顔を合わせて働くので、モヤモヤしながらイラつく日々…。

悪口を言いたいわけじゃないけれど、同僚に後輩のことについて話しても、「困ったね〜はやく成長してほしいね〜」くらいで寛容な態度。
あれ?一人でイライラしている私がおかしいのか?とちょうど悩んでいたところでした。

 

『「キミ」は怒る以外の方法を知らないだけなんだ』を読んで

・イライラする理由がわかった!

私が後輩に対してイライラしていた原因は、

  • 「自分は正しい」と思い、意見を押し付けようとしていたから
  • 違いを認められなかった
  • 自己肯定感が低い、自己受容が足りないから

これを読むと、めちゃめちゃ傲慢なやつです。笑

私がなぜ後輩にイライラしてしまうのかと言うと、「こうしてほしい」と伝えているのに、何度も改善されないこと。
また、仕事のやり方が効率的じゃないので「こうした方がいいよ」とアドバイスしたのにやり方を変えないこと。
そんな状態でミスされると、「ほら見たことか。」「この間、せっかくアドバイスしたのに!」とイライラが募ってきます。

結局このイライラって、上記の3点が原因です。
本書を読んだ後、私の後輩に対するイライラパターンを客観的に分析してみました。

 

・「なぜ言った通りにやらねーんだよー!!!」

→彼なりのやり方があるかもしれないし、人によってやりやすい方法がある。
自分だって色々な失敗してきたよね?
言うことをきいてくれなかった”!と腹を立てているけど、なんて傲慢なんだ…。

 

・「また同じミスしてる。何回も言ってるのにー!!」

→このあとに続く言葉「(私のことなめてんのかー!)」が隠れている。
アドバイスをしている私を大切にしてくれない、馬鹿にされた、という卑屈な思考が要因で怒りに代わっている。

 

こうみてみると、なんとも未熟な私…。
うちの犬と一緒で、弱い犬ほどよく吠えるとはこのことです。

私がイライラしていた原因って、私のことを見てよー!と深夜に走り回る暴走族と一緒やん…とショックでした。
まだまだ理想の大人にはなれておりません。
人間的にまだまだ未熟な私。

イライラさせられている!と被害者ぶっていましたが、他人に解決の糸口はなかった。
自分を満たしたり、許してあげることが必要だったんだな。

 

・自分にダメ出ししすぎるからイライラする

本の中に、自分にダメ出ししすぎない!という章がありました。
ここが、私にはけっこうグッサリ刺ささりました。

「あなたがどれくらい、他人を受け入れられるか」は、「あなたがどれくらい、自分を受け入れているか」と言うことに比例します。
つまり、「自己受容」ができる人ほど、「他者受容」もできるのです。
例えば、自分の遅刻が許せる人は相手の遅刻も許せます(笑)。

逆に「自己受容」がうまくできず、「こんな自分じゃダメだ!」と自己否定してしまう人は、他人のことも同じように否定してしまいます。

怒りの原因は様々ですが、多くの場合、その原因は自分の中にあるんです。
認めたくはない自分の稚拙さだったり、過去に負った心の傷だったりすることもあるでしょう。

そう言った過去の過ちや失敗から自分を許し、自分を解放してあげましょう。
それが自分を認めることにつながり、相手との良好な関係性にもつながるのですから。

 

私は思考的に「〜しなければならない」と考えがちで、ちょっと生きづらい時期がありました。
それがだいぶん楽に考えられるようになってきたと思っていたのですが、やっぱりまだ考え方のクセはあるもので、他人にも「〜しなければならない」と押し付けしまっていたんだな、と反省。

自分に厳しく否定してしまう分、それが他人への怒りに代わっていた。
自分の常識を相手に求めるやつですね。

とは言うものの、仕事の面で指導が必要な場面もあるので難しいな。
結局他人をコントロールすることはできないのだから、自分を変えるしかない。

相手に伝わるように、自分の伝え方を工夫しよう。
そして、その後はもう自分のコントロール外。
だから、怒った結果に対してイライラしてしまっても、それは相手の責任だし相手の仕事範囲。

迷惑を被ることも正直あるけれど、それも後輩にとって成長するのに必要と思えたらいいかなと。
イライラする原因は、アイツにあるんじゃなくて自分。
この本を読むことができて、本当によかった〜。

何の脈絡もなく、おすすめに上がってきたけど、誰か私がイライラしてるの知ってたのかしら??笑

後輩やよく怒りをぶつけていた旦那に、「ごめんね」と心の中で(心の中かよ)謝り、今後はもっと上手に自分の思いを伝えられるようになろうと考え直すことができました。
それもまた、「怒ってはいけない」と自分を否定してしまってはしんどいので、怒ってしまう自分もいる、とダメ出しせずに生きていこうと思います。

 

・旦那に「瞬間湯沸かし器」と言われた私。

怒りといえば先日、旦那に「ふら子は瞬間湯沸かし器だから…」と言われて、ちょっとショックでした。
いつも笑顔でニコニコ、旦那様を暖かく支える良妻を目指しているのに(?)、反対方向に着陸していたからです。

そりゃ、ちょっとしたことでイラっとすることもありますが、瞬間湯沸かし器って昭和の親父みたいな表現しなくても…。

しかし、「自分は正しい」と思っている上に、旦那より年上。
まぁ偉そうに色々と言っていました。

そういえば、普通の会話がスタートなのに、「なんで怒ってるの?」と言われてしまうことが多々ありました。
自分では、「そりゃ怒るだろ」と思うポイントが相手とずれている。
不思議に思ってはいましたが、きっと「自分は正しい」「自分にダメ出ししすぎている」せいだったのだと気づきました。

それが旦那には理解できなくて、「何で怒ってるの?」と、私が怒る意味がわからなかったようです。

最近は夫婦ケンカまで至ることはありませんが、良好なパートナーシップを気づくのにもこの本はとても役に立ちます。

 

・この本がおすすめな人

最後に、この本を私のように日々イライラしている人におすすめしたい。笑

職場では怒りを爆発させることはしにくいので、自分の中に怒りが溜まり続けている人もいると思います。
職場で、家庭で、子供に対して、旦那に対して…

怒っても何も解決にならないと思いつつも、それ以外の方法がわからない。
怒る以外にも方法があるなら知りたい、という方におすすめです。

 

この本の著者は、「怒らない生活」を始めることで人生が次々と好転し、「幸せなお金持ち」になるなど成功されていったそうです。
怒る、というパワーを変換すれば人生が好転する!とのことなので、私もこの怒りを活用していい方向に人生を進めていきたいと思います。

 

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